不整脈 種類

不整脈の症状を和らげる方法kyousinsyou.com
不整脈の発作や動悸を自宅で和らげる秘訣

 

不整脈の種類

不整脈とは、心臓が発する電気信号に異常が生じて脈拍が乱れる症状のことをいいます。

 

不整脈には大きく分けて3つの種類があります。

 

脈が飛ぶような感じがする「期外収縮」と脈が遅くなる「徐脈」と脈が速くなる「頻脈」です。

 

「期外収縮」は本来、電気の生じる場所以外から早めに刺激が出てくるために起こる現象です。

 

この刺激が心房から出る場合には心房性期外収縮、心室から出る場合は心室性期外収縮と呼ばれます。

 

「徐脈」は心臓の中で電気がつくられなくなったり、途中でストップしたりするために起こります。

 

徐脈には、洞不全症候群、房室ブロックがあります。

 

「頻脈」は電気が異常に早くつくられるか、異常な電気の通り道ができて電気の空回りが起こるために発生します。

 

頻脈には、心房頻脈、心房細動、心房粗動、発作性上室性頻脈、心室頻脈、心室細動などがあります。

 

不整脈を感じると突然心臓が止まってしまうのではないかと心配になります。

 

中には急性心不全を起こしてショック状態になり、生命にかかわる場合もありますが、ほとんどの不整脈はすぐに生命に危険が及ぶことはないようです。

 

それでは危険な不整脈と安全な不整脈の種類はあるのでしょうか?

 

実は不整脈の種類よりも心臓の状態のほうが大切です。

 

例えば狭心症や心筋梗塞などの心臓病の場合や拡張型心筋症や肥大心筋症などの心筋の疾患がある場合、心臓弁膜症や先天性の心臓病などが原因による心不全で起こる不整脈は重大な危険があるといえます。

 

危険な不整脈の中で最も多い症状は、心室細動といわれています。

 

心室細動は心室という心臓のポンプ機能の中心が細動というけいれんを起こしている状態です。

 

心室細動になると心臓からはほぼ血液を送り出すことができなくなり、意識を失って倒れてしまい適切な治療が行われないとそのまま死亡してしまう危険が高い不整脈です。

 

動悸や息切れを感じたり脈が飛ぶような感じがする時は、不整脈の疑いがあります。

 

不整脈の症状があるときは、心電図や胸部のレントゲン検査や心臓超音波検査、ホルター心電図検査、運動負荷検査などの精密検査を受けるとよいでしょう。