ナルコレプシー 症状

ナルコレプシーの症状

ナルコレプシーは、仕事中や電話中など日中でも、突然激しい眠気に襲われて居眠りをしてしまう病気です。

 

ナルコレプシーは、居眠り病と呼ばれ、日中の眠気と脱力発作が特徴です。

 

仕事中でも、会話の最中やスポーツの途中や試験などの勉強中でも起こります。

 

このため仕事や日常生活に支障が生じたり、人と接することに消極的になったり、ひどいときにはうつ病の状態になるときもあります。

 

ナルコレプシーの症状には、眠りに入るときに怖い夢を見る「睡眠時幻覚」や体が金縛り状態になる「睡眠麻痺」などの睡眠障害の症状を伴う場合が多いようです。

 

ナルコレプシーの居眠りは、1回の眠りが約10分から20分続く場合が多く、1日に何回も起こることがあります。

 

しかし眠りから覚めた時は、かなりすっきりしていることが多いようです。

 

ナルコレプシーの原因

ナルコレプシーの原因は、脳の脳幹にある睡眠中枢と呼ばれるアセチルコリン受容体が異常に増加することが原因であると言われています。

 

アセチルコリン受容体は、脳は目覚めていても体は眠っている「レム睡眠」と呼ばれる状態を引き起こしますが、これが過剰になるとレム睡眠がとても起こりやすくなり、その結果ナルコプレシーを起こしやすくなると考えられています。

 

ナルコレプシーの治療

ナルコレプシーは、日常生活を気をつけることと、薬による治療でかなり症状を改善することができるようです。

 

日常生活では、睡眠のリズムを正常にすることが重要です。

 

規則正しい生活をすることと、昼食後に短い時間(30分位)でよいので昼寝をすること、さらに夜はしっかりと睡眠を取るようにします。

 

ナルコレプシーの治療は、精神科や心療内科などの専門医で受けるとよいでしょう。

 

ナルコレプシーの薬

薬による治療は、原因といわれる脳のアセチルコリン受容体を抑える薬剤や、日中の眠気に対する精神刺激剤や夜の睡眠をしっかり取るための睡眠導入剤を服用します。