こむら返り 対処法

こむら返りの症状

ふくらはぎのことを「こむら」といい、筋肉が収縮して痙攣して硬化し痛みが起こることを「こむら返り」といいます。

 

また、ふくらはぎ以外の筋肉がけいれんし痛みが出た場合も「こむら返り」といわれています。

 

こむら返りの原因

こむら返りがなぜ起こるのかについては、まだはっきりとした原因がわかっていません。

 

こむら返りのメカニズムとして考えられるのは、筋肉は普段、過剰に収縮しないように神経や電解質でコントロールされています。

 

筋肉に大きな負担がかかるような激しい運動中や運動後は、健康な人でもこむら返りになります。

 

激しい運動で汗を大量にかきナトリウムやカルシウムなどが失われると、筋肉が痙攣しやすい原因となります。

 

こむら返りの予防

こむら返りを予防するには、激しい運動をする前と後にストレッチをするとよいでしょう。

 

夜中睡眠中にふくらはぎがつるこむら返りには、寝る前にふくらはぎの筋肉をストレッチして伸ばす。

 

お風呂に入った時に筋肉の血行を良くしておく。

 

筋肉が緊張しないように疲労やストレスをためない。

 

豊富なビタミンとバランスの良い栄養素を取ることを普段の食事から心がける。

 

以上のことに対処できればこむら返りの予防ができるはずです。

 

こむら返りは病気から

健康な人にも起こるこむら返りですが、病気が原因で起こることもあります。

 

脳や脊髄の病気、頚椎ヘルニアや変形性脊椎症などの脊椎の病気、慢性動脈閉塞症や高血圧などの循環器系の病気、慢性の肝臓病や糖尿病、ビタミン欠乏症などの代謝異常による病気、電解質の異常や甲状腺機能低下症などのホルモンの異常な病気などなど様々な病気が原因となります。

 

妊娠中の方も胎児にビタミンや栄養素が多く取られるため、こむら返りが起こりやすくなります。

 

あまりにも頻繁にこむら返りが起こるようでしたら病気が原因の場合もありますので病院で診察し医師に相談するとよいでしょう。

 

こむら返りの治療

ビタミンの中で特にマグネシウムが不足するとこむら返りが起こりやすくなると言われています。

 

サプリメントや健康食品で不足しがちなビタミンを補うとよいでしょう。

 

豊富なビタミンとバランスの良い栄養素を食事で取ることは最大の治療法になります。

 

血行が悪くなると筋肉痙攣の症状が出やすくなるようです。

 

冷え性の方などは、体が温まるよう体質を改善することで症状が治まる場合もあります。

 

こむら返りなどの筋肉の痙攣を抑える効果のある漢方薬や薬も出ているようです。

 

医師や専門家の指示に従い、服用されても治療となるでしょう。

 

こむら返りの対処法

こむら返りが起こった時の対処法は、足先を手でつかみふくらはぎの筋肉を伸ばしましょう。

 

筋肉をゆるめるとけいれんがひどくなります。

 

痙攣がある程度おさまったらふくらはぎを手でさするなどしてストレッチをするとよいでしょう。

 

ふくらはぎのつるのを抑えるツボがアキレス腱の上あたりにあります。

 

指先でツボを押さえると足の痙攣も抑えることができるでしょう。